もはや神戸の秋の風物詩! ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう、英: Brocken spectre)とは、太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。 光輪(グローリー、英語: glory)、ブロッケンの妖怪(または怪物、お化け)などともいう。
六甲ミーツアート芸術散歩2019(9/13〜11/24)
今年で10回目の開催おめでとうございます。
いまだに「六甲ミーツアート芸術散歩2019」と発音する時にどこで切ればいいのか知らない僕ですが
ウメダFM BE FRESH! Happy789で放送中の「週末GOGOナビ!(毎週(木)お昼13:00)」を担当するようになって
ほぼ毎年遊びに行ってます!
今年は開催直前のプレス関係者対象のツアーに参加しましてデイレクター高見澤清隆さんの解説を聞きながら取材をさせて頂きました!
<六甲ケーブルエリア>
六甲ミーツアート芸術散歩の入り口は六甲ケーブル。
ケーブルカーの到着待ちをしているとふとモニターでいま自分たちがいる駅舎の映像が流れていました。
そこにはケーブル車の被り物をした2人が写っていました。
「イベントの案内VTRかな」と思ってそんなに気にも留めず、やってきたケーブルカーの一番目に乗り込むと、、、
なんとさっきまでVTRで見ていた人物が!!!
実はこれ、すでに作品です!
大石麻央「ときには、僕らも旅しよう。」
やられた!
かなり大きいしマジで人かと思いました。
車内の他の場所にもいますので、ぜひお楽しみください。
あのVTRが振りになってたのね〜
ちなみにこちらの作品は「FM802賞」を受賞されました!
六甲ミーツアート芸術散歩はただ見るだけではなく、作品によっては触れることができたり
まだ未完成でアーティストが会期中に作品をどんどん変化させていく過程を楽しむことができます。
天気によって全く違う表情を見せる作品もあります。
そもそも六甲山自体の木々の色も変化する時期ですし。
続いてはケーブル上駅!
岩谷雪子「ここにいるよ」
ケーブル上駅の見取り図を片手に作品が十数カ所に渡って展示されています。
階段途中も。
六甲山で採取した木の実や葉っぱを作品に取り入れています。
ただのロッカーかと思いきや。。。
まるで電線、電柱のミニチュアみたい、
まさに六甲山で素材を探し歩き、出会った自然物を作品に昇華されています。
六甲meetsARTであり芸術散歩にふさわしい作品ではないでしょうか??
こちらの作品は公募大賞に輝きました!
<記念碑台>
葭村太一(よしむらたいち)「錦鯉ヘッド」
存在感はピカイチ!
巨木を削り出して錦鯉に!!鯉だけどなんだかメデタイ!!
最初は4トンあった大木を運びやすくするため2トンまで減らして、、、
なんて制作過程を聞くだけでこの作品への思いが伝わってきます。
こちらの作品は準グランプリを受賞しました!
大賞との重量さは何トンくらいになるんでしょうか(笑)
ちなみにこの作品、中に入れます。
中に入ると木のいい香りがするんです。
そしてハシゴを上がると、、、、
みんなの注目を集めます。
縁起が良さそうな作品といえば
<オルゴールエリア>
六甲オルゴールミュージアムのすぐ近くの池に何やら光るものが、、、
若田勇輔「The Cock」
ドーン!!!
【金運上昇間違いなし!】とか看板書いて箱の一つでも置いてあったら思わずお金を入れて手を合わせたくなるインパクト!
アートディレクターの高見澤さんのリクエストでこの場所で作品展示をすることになったそうです。
池の中の小島に作品があるので、小舟で渡り作業をし、また戻るという大変な労力の上でこのニワトリは輝いています!
ありがたい!!
こちらは兵庫宅建ハトマーク賞を受賞しました!
<六甲高山植物園>
神秘的な雰囲気に引き込まれた作品があります。
大野公士「in the mist」
これは六甲高山植物園の「映像館」という屋内スペースに展示されているものです。
ブロッケン現象というのをご存知でしょうか?
このブロッケン現象が科学で説明できなかった時代は「神を見た!」「妖怪に出会った!」など畏れの対象でもあったそうです。
霧の多い六甲山でもありますので、このコンセプトも素敵ですよね〜
この「in the mist」の展示されている映像館の外に可愛らしい作品があります。
栗真由美「builds crowed AMAGASAKI」
何やらランタンのような、、、よく見ると
お家だったり、商店だったり、ビルだったり。
屋根まで。
尼崎の古い商店街を取材・撮影し、ランタンしているんです!
これいいわ〜
家に欲しいわ〜
古い商店街で、シャッターが閉まったものも多いんですが見方を変えると
色んな街で全く違うものになりそうですし、ランタンの灯りが安らぎを感じさせてくれますよね。
<風の教会エリア>
榎忠「エンドタブ」
静かな風の教会にずらりと並んだ作品。
近くに寄って見ると
何に見えますか??
ろうそく?仏像?マリア像?
実はこれ東京スカイツリーの建設現場から出た廃材なんだそうです。
会場にはこの他にも鉄鋼の廃材らしいものも展示されています。
この日は榎本忠さんが教会にいらっしゃて気さくにお話をされていました、
そのうち撮影会になって。。。
僕も撮らせていただきました!
かっこいいです。エノチュウさん!
<旧オリエンタル跡地>
風の教会の外すぐにある「オリエンタル跡地」に大きな作品が広がっています。
OBI「がれきに花をさかせましょう」
少し斜面になっているこの場所。
上から見るとガレキが整然と並んでいる様子
振り返って見ると
パッと蛍光色にガレキが変身!
さらに下るとまた別の作品。
これもがれきなどを集めて家の間取りを立体作品として展示されています。
神戸の町の縮図のようにも見えて面白い。
これを作った2人組のアートユニットOBIさんは昨年の大賞受賞アーティストでもあります!!
<六甲スカイヴィラ>
六甲ミーツアート芸術散歩2019の各賞授賞式が行われたのは六甲スカイヴィラ。
このホテルにも作品があるんです!
黒田恵枝「萌怪萌怪者六地蔵菩薩立像(もけもけものろくじぞうぼさつりゅうぞう)」
どうです!このアヴェンジャーズ感!
古着の皮膚としてぬいぐるみのような立像を制作される黒田さん。
お地蔵さんのように手を合わせている子もいますが、すごく動物としてリアルですよね。
さぁとても全ては回り切れませんでしたし、ここでも紹介し切れなかったんですが
ほんの一部だけでもこれだけ多様性のある作品展です。
まだ行ったことがないと言う方は、歩きやすい服と靴でぜひご参加ください。
実際雨が降った後などはぬかるんでいる場所もありますしね。
霧が出れば濡れてしまいます。
でもその霧すらこの作品を魅力的にさせるのが六甲ミーツアート芸術散歩2019!
ぜひお楽しみください!
https://www.rokkosan.com/art2019/
2019/11/24まで開催