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オモロポリス物語

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20090204 Wed
日本のゴッホ・山下清 

日本のゴッホ・山下清 

伊丹市立美術館で行われている山下清展~放浪の奇跡~に行ってきました!
ドラマや舞台で「裸の大将」として知られている山下清。
でも、本当の彼の作品には一度も触れた事が無かったので、電車のつり広告見たときに「行きたい!」という衝動にかられました!

行ってよかった☆
素晴らしい作品展でした。

****
子供のころに学校で描いた昆虫のちぎり絵。
そんな初期の作品も今回は展示されています。
背景はなく、虫の輪郭だけで描かれているんですが、特徴をうまく捕らえています。

だんだん学校生活を描くようになると、その作品の繊細な仕事に驚いてしまいました。
ただちぎって貼るだけでなく、こよりみたいに細く丸めて植物の茎を立体的に浮かび上がらせる。
紙も色紙や古い切手を使うことで陰影を表現しています。


会場には所々に清の当時のコメントが展示されています
「みんなが爆弾なんか作らないできれいな花火ばかり作っていたら戦争なんて起きなかったんだな」
と言う願いは今も変わらない。

海外の石像を見たときのコメントは秀逸。
「石の像は裸で、パンツもはいていない。人間は裸になることができないくせに、石や銅の像になると男でも女でもパンツをはかない。それをみんなで感心しているのはどういう訳だろう。」


会場場にはリュックや必ず持ち歩いていた浴衣も展示。
リュックの中身は愛用の茶碗・箸・手拭いに護身用の小石も入っていた。
小石って!

油絵や陶器への絵付けも行った山下清だけど絵のタッチはどれも貼り絵的な印象を受けました。
その精密さと作品全体から受けるダイナミックな力に圧倒された。
こんな感覚は初めてかも知れない。


2・22まで伊丹市立美術館で開催中☆
山下清展~放浪の奇跡~
http://www.artmuseum-itami.jp/

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